最近の違和感


日本の方でBOPに関心を持つ方とお話しているとたいてい出てくるのがバングラデシュなのですが、なぜ、みなさんバングラなのでしょう・・・?(あと、インドも多いですね)

やはり近いからでしょうか?(でも、フィリピンの方が近いですよ)

グラミンやバングラモデルにあまりに集中しすぎた関心は、ひとつのモデルしか追いかけなくなるので、ちょっと非効率だし、そうなってしまう日本の状況というものも不思議だなあ、と思っています。

さらに、グラミンは確かに非常に面白い可能性がたくさんありますが、キャパシティや窓口などの理由ですべての連携をつなげることはできません。グラミン以外のBRACもそうです。

それよりもニーズが必ずしもバングラにない技術や製品については他地域で展開できる可能性は多々あります。

さらに、もう既に連携先が固定化してきたグラミンよりも、可能性が多々ある連携先はインドや中東、そしてアフリカ、南米に山のように転がっています。

連携先は幅広く探し、本当に自社や自分たちが持っているソリューションや技術が訴求できる問題を深刻に抱えている地域に適用することが成功の糸口です。地域にこだわりすぎないこと。

広く、多国展開、多面展開できるシンプルなビジネスモデルを追求することが重要です。

11月末に出る12月号の国際開発Jに記載しましたが、現在の各国のラボにおけるBOPビジネスモデルの研究については、既に面白い動きが、いくつもいくつも様々な地域から上がってきています。

南米と南アジア圏のBOPに対する考え方は本当に根本的に違いますし、国と地域によって、注力していく焦点が異なっています。

さらに、アフリカのBOPビジネスは本当に星の数ほどありますが、日本では本当に紹介されている数が少ない。不思議です。

ということをここ数か月うっすら感じてきましたので、今後はそういったケースも踏まえて、紹介していきたいと思います。

全く関係ありませんが、ひとつお勧めの現在読んでいる本です。アフリカについての問い合わせが多かったので、アフリカについてあまりに情報が少ない日本について、考えなおすことが多い日々です。

たとえばこれは小説ですが、非常にリアルにThe BOP in the African continentの生活が分かります。家庭内でどういった会話が繰り広げられているか、というのが分かります。

こういう小説があまりに日本では少ないのですが、(小さい頃に「Bones」というアフリカの小説を読んだのが痛烈に記憶に残っていますが)小説というのも一つのBOP層の実態を浮き彫りにしてくれる資料の一つです。

Say You're One of Them

Say You’re One of Them

ガーディアン紙や様々なメディア、賞のショートリストに残ったなどの評価があります。

最近、African Reportersという動きがあり、イギリスの中で、アフリカの実態をなるべく忠実に報道するレポーターやジャーナリストの動きが活発化しています。実はこうした「環境づくり」も必要なのであると実感します。

机上の空論のビジネスモデルや、イメージだけの貧困層なのではなく、本当に見て、共感し、触り、人生の中に血と肉として取り込んでいかなければ、彼らと協創することなどできないのだと思うのです。

だから、”Say You’re One of Them.” なのだと思うのです。

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