「日本」と「BoP」


来週頭より日本に一時帰国。気が付いたら、前回のブログ投稿より1カ月も経過しており、放置っぷりに驚いてしまった。すみません。

2月の活動はBoP以外の仕事もあり、ばたばたしていたのですが、何よりも、沢山の各国のBoP研究者とも連絡を取り合い、新しく知り合うことができ、新しいBoPの考え方や深淵に再び触れることができた1カ月。

なんというか、BOPビジネスにまつわる思想には、様々なものがありますがいっしょくたにおしなべることができず、それぞれに機微というか、思想のヒダがあり、そのヒダを辿っていく緻密な作業をすると、最終的に面白い思想にたどり着くことができ、さらにインスパイアされる。

昨今、日本でもビジネスモデル事例の研究が多くなってきたので、そのあたりは他にもっと得意な皆さんにお任せすることにして、最近はそのヒダに関心を持って掘り下げているところです。

以前、Twitterにも書いたのですが、昨年末から今年1月にかけて事例の整理をしていたのですが、イノベーティブな事例って減ったんです。技術面やエンパワメント手法、マイクロフランチャイズ手法なども2006年から2008年に出てきた手法がやっぱりBOP2.0と言われただけあり、非常にイノベーティブだった。

最近のは少しプラトー(停滞)の状態にあり、事例を深堀することの方が重要になってきています。

そして、事例の深堀には思想が必要になる。

そして、ヒダをたどっていくと、様々なイノベーションがまた起こっていることを知る。

こういうことの繰り返しですね。

さて、日本に帰国するので、日本とBOPについて考えなければならないと思って数週間考えていたのですが、年始のNHKの番組でも一言申し上げていたのですが、「日本企業」という括り自体がもう古いのではないか、と思うのです。

「日本企業」ってなんだろう?と海外にいると思うのです。

フランス企業とかイギリス企業とかアメリカ企業とかで区切ることってあまりないですね… あくまで企業は固有名詞で語るものとして定着してきつつあり、そこに国籍や登記した国の性質などが冠としてつくのだろうか、と思うことがあります。

「日本」という括りを持つ限り、自然とその括りからくる制約条件から自らの頭を抜け出させることができていないのが、「日本企業」という言葉の魔力です。

こだわる必要のない冠は捨ててしまい、固有名詞として世界と対峙する。こういう企業が日本にも増えることを祈るばかりです。

いや、もう既に多国籍にビジネスを展開している企業や海外部署にいらっしゃる方々は、既にその態度を持っていらっしゃるので、いまさら何を言っているの、という感じはありますが…。

日本にいて、日本からしか日本企業を見ていない立場にいると、「日本企業」という言葉が意味する言葉に期待を持ってしまうのかもしれません。

そして、固有名詞の存在になって初めて、BOP市場で、その企業が「自社がすべきこと」を見つけ出すことができるのだと思います。

「日本」と「BOP」という言葉を考えた時、出てくるのは『「日本」の変化が迫られている』という言葉でした。

それは定義かもしれませんし、「日本」に住み概念を構築してきた日本人と呼ばれている人間たちが、自分たちの住み方を見直し、ビジネスの仕方を見直し、刷新する必要性だと思うのです。正直なところ、それ以外に思いつかなかったのです。

「相手を変えるには、自分自身が変わらなければならない。」

それが、世界を変えるにしても然り。

走り書きですが、旅の途中からお送りしました。

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